海外販路開拓の難しさ

2017年5月23日 / By

いや、国内の販路開拓も十分難しいです。汗。←前フリ。

さて、昨日のブログに続きまして、謎の行動を(しているように見えた)私がしておりましたが、それは、一つの研修に参加をしていたからなんです。それは、ふるさとグローバルプロデューサー育成事業という研修事業。(ふるさとグローバルプロデューサーに興味がある方は こちら

ふるさとグローバルプロデューサー 説明図
私が参加した研修先は、愛媛のシルクの副産物を活用した商品開発で、タオルや、石鹸などにして、海外(ハワイ)でテストマーケティングをするってところまでが研修だったのです(実際に研修を通じて商品化されタオルは販売が開始、石鹸類もまもなく販売予定)。研修は1月末までだったのですが、今回研修先でデザインを担当したため、研修後にあったラスベガスの展示での反応も気になったので、ご一緒させていただき、弾丸でラスベガスの展示会に同行させてもらったのです。

なぜ、このふるさとグローバルプロデューサーの研修に参加したか?

それは、地方にグローバルカンパニーが必要だと思っているからなのです。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、これから人口減になる未来で、地方が地方であり続けるために、地方に税金と雇用を生み出し、地域の誇りとなる企業の存在が必要だと思っているからなのです。たとえば、ポートランドのナイキやインテルのように。

いきなりナイキやインテルのような企業ができるとは思いませんが、内需だけに頼っているといずれ、日本だけで商売を成り立たせるのは難しくなるかもしれません。それに日本は島国です。日本独自の歴史と文化があります。それ自身は素晴らしいことです。しかし、独特が故に、海外の文化や価値感をあまり知らない。知らないから、日本の感覚のまま海外に販路開拓をしてしまう。その有様を私は海外の展示会の視察で肌で感じたからなのです。

弊社はデザイン事務所なので、ご依頼をいただきデザインをします。それは販促ツールや商談に使うパンフレット、パッケージデザインなど。デザインをしたものがその先どのように流通して、どんな反応をするか。そもそもどこに販路を見いだすかは、お客様がされること。なので、苦労が分からない。本当にデザインしたものが通用するのか、もっと良くなる方法はないのか、実体験をすることで、今後海外進出されるお客様のお役に立てるかもしれない。そんな想いからこの研修に参加したのです。

そして、研修で、日本でのやり方が通用しないと痛感した出来事がありました。
つづく。